お金が欲しい風俗嬢

私が風俗嬢になったのは、お金が欲しかったからです。私の家は昔から、お世辞でも裕福とは言えない家でした。
父親は、仕事が何故だか年に何度もコロコロと変わるような人でした。
後で知ったのですが、人から命令されるのが嫌いな人だったらしく、指図されると逆ギレして会社をクビになっていたそうです。
母親は、父の命令で外で働く事を禁止されていました。

なので、母は常に家で節約出来るメニューなどを考えていました。こんな家だったので、家計はいつも火の車で、学校の給食費も支払いが滞る事は珍しくありませんでした。
だから当然、自分が欲しいおもちゃなんて、一度も買って貰った経験がありませんでした。私は大きくなったら、絶対にお金を沢山稼いでみせると心に決めていました。

けれど、高校に進学するのは難しく、中卒の私が働ける会社は限られてしまいました。
初めて勤めた会社では、いくら頑張っても、手元にお金が残ることはない程度の給料しか出ませんでした。だから、もっとお金の稼げる仕事を他に探していた頃、繁華街でスカウトされたのが風俗嬢という仕事でした。
とにかく惹かれたのが、その時給の高さでした。

こんなに稼げたら、一人暮らしは出来るし、好きな洋服や好きな食べ物も沢山買えると思うと、私の想像は止まらなくなったのです。だから、私はお金のために風俗嬢になったのです。
私は基本的に休みはあまり望みません。出たら稼げるだけ稼げるこの仕事が、楽しくて仕方ないのです。

だから、どんな男の人の前でも、いくらでも演技出来るのです。